わざっと
『わざっと』
そう、君に会ったのはいったい何年振りだろう。
遠い記憶の中に埋もれかけてた。
あれは、北谷町に移転した有名なライブハウスの、尊敬するボス、Kさんを訪ねて行った時の事である。
K「今年はビーチパーティー盛大にやるからな〜。だ〜る、SINGも合同でやらんか〜、○月○日場所は......」
春「Kさん、この日って日曜日ですね」
K「そうそう、わざっと日曜日にしたワケよ〜」
春(え?...わざっと?)
その言葉を聴いた瞬間、僕の右脳は熱くなり、幼き日の思い出が走馬灯のように蘇った。
そしてカウンター席から転げ落ちそうになりながら、自らの意志に反する横隔膜の運動を押さつつ会話は続いた。
『わざっと!』
『わざと』よりも更に巧妙に仕組んでおきながら、それでいて悪意が感じられない。
『わざっと』
世界中を幸せにする位プラス思考。なんて素敵な言葉なんだろう。
帰り際『わざっと』は、奥さんと2人して見送ってくれた。
ありがとう『わざっと』
君の事忘れないよ!
さよなら『わざっと』
また君に会えて嬉しい!
元気でな『わざっと』
また会える日を楽しみにしている!
その日まで、さようならぁぁ〜〜・・・
僕はそんな喜屋武さんが大好きだ(あっ!名前言っちゃった)
(注)写真と文章は何の関係もありません